基本、住宅のアフターサービス、リフォームは
お客様が在宅するなかで仕事をするために、
新築以上に気を使い
段取を念入りに行い工事を支障なく
終わらせる事が絶対的条件だ。
その為、部材の誤発注や数量不足がないか
夢に見る位に心配な気持ちで当日を迎える。
これは自分の性格からか何度もやっても同じ気持ちになる。
お客様の大切な時間を頂く以上はプロとして
きちんとした仕事をして喜ばれ、信頼されようと思っている。
しかし、その自分の信念を打ち砕く出来事が
先日発生した。
以前にも書いたS君だ。
彼は私と袂を分かち、一人でやると宣言した
キッチンの交換工事を進めていた。
工事1日目に彼の上司から着信が
「すみません、またあいつやらかしました!
交換するキッチンを手配していないのに既存のキッチンを解体させました。」
私は絶句した。
これからどうするのだろうか、お客様に約束した納期は守れない。代替品を本日中に
探せなければキッチンを使うことができない。
一番重要なのは信用問題だ。
やむを得ない理由がないのに納期が守れないのは契約不履行になり損害賠償されても
おかしくない。
本当にお客様の事を思っているのなら
主役であるキッチンの納期をしつこいくらいに確認するはずだ。未手配の事実を把握した時点で工事を遅らせることもできた。
彼はそれをやらなかった。
逆に言うとやってはいけないことやってしまったことになる。