資格(宅建)取得

 

私は現在50歳になるのだが、若い時の

努力が足りず、現時点で

種々の資格の取得に励んでいる。

住宅・建築関係なので

23歳の時に2級建築士を取得して以来

すぐ1級建築士を受験したのだが

なかなか合格せず、諦めた経験がある。

それがトラウマになり

資格の受験勉強にアレルギー反応を

起こすようになった。

受験勉強のための時間、高額な講習料等

様々は障害があった。

しかし、今はどうだろう、オンラインが

これほど発達したこともあり、PCやスマホで

十分勉強できるようになった。

また講習料も安く、質の良いコンテンツも

多く、コスパの優れた講座も増えたことで

今がチャンスとばかりに積極的に

資格を取る事にした。

宅建、宅地建物取引士。

毎年20万人が受験する超人気資格、

住宅・不動産業の営業なら必須資格だ。

合格率は17%なので難関資格といえる

独学で2回ほど受験したが、不合格だった

今年は本気で合格するつもりなので

通信講座を利用することにした、

それで選んだのが、これ

https://www.tac-school.co.jp/kouza_takken/takken_crs_jituryokukansei.html

TACで昨年、1級建築施工管理技士の2次試験対策講座を利用して合格させて頂いた。

Web講座だったが、質が良く低料金という

かなりの優れものだったので

今回の宅建士講座も利用することにした。

 

 

オーダーするとは②

「あのー、照明の位置を少しずらせますか、

それと昨日から思っていたけど

このキッチンの扉の色、私が選んだ色と

違いますよ。」

「??!!

嘘だ、なぜだ、そんなことがあるのか、等が

頭の中を駆け巡る。

冷静になって承認図やパース図を見てみると

お客様の仰るとうりで、最後まで迷っていた

2案の内、選ばれなかったプランの色見が

この現場に設置されていた。

なぜだろう?こんな事が起きて良いのか?

どうしてお客様から指摘される前に

気が付かなかったのか?何年やってるんだ?

。。。。。。。。。。

キッチンのオーダー(発注)はMさんが手配

した、自分もそれを確認した。

仕様の指定は間違っていなかった。

なのにどうして?

調べてみると、オーダーのシステムは

注文書と見積書をセットで依頼することに

なっており、注文書に仕様が記載されても

その見積書の品番を正として手配をかけたとのことだった。

「確認」

全ての問題はそこにある。

オーダーした側、それを受けた側、

またその先のメーカー側

お互いに確認の行動を取れば

こんな事は起きないはずだった。

長い経験の中でこんな事を初めてだ

それも女性達の城と呼ばれるキッチンで。

アフターサービス時代、

白手袋をはめて、キッチンの点検をして

印象を良く見せる等気を付けていたが

今回は致命的な失態だ。

お客様に本当に申し訳ない気持で一杯だ。

その後の事の詳細は記載しない。

改めて段取の基本を立ち返るべきだと

思った。

 

 

オーダーするとは①

「若手社員教育」で登場したMさんだが、

実は他でも絡んでいた物件があり

今回はその話を書きたいと思う。

L字型キッチン改修工事の引き合いがあり

取り合いが難しいので、いつものように

相談を受けた。(見積丸投げの件の前)

この物件を手がけることは

自分のためになると判断、快諾した。

プラン作成、商談、ショールームご案内、

クロージングまで2人で対応、

受注が決まった。本当にうれしかった。

あとは部材手配(オーダー)等

工程の調整になる。

特注のキッチンなので納期がかかるとのことだったが、仕様詳細を明記した上で

Mさんが手配をし、自分も確認をした。

1か月の時間を経て、工事が開始された。

多少の問題をあったが今回はその件は省く。

そして、最終日に清掃等を入念に行い

引渡しの時を迎えた。

Mさんがお客様に取説等の説明をし、

最後に

「なにか気になる点はございますか?」

と聞くと。普段は無口なお客様が

「あのー、照明の位置を少しずらせますか、

それと。。。」

その後の言葉に一同に戦慄が走った。

 

やってはいけない②

今回の失態について肝心のS君の反応は

こうだ

「私はキッチンの発注はちゃんとしてます

ので、手配忘れの部署の責任です。」

おいおい、違うだろ。

この工事の担当は貴方で、責任をもって

手配、納期の確認をするのが当たり前

だろう。人のせいにするなよ。

以前、「貴方の給料は会社から払われていません。オーナー様が毎月ローンを

払っているから払えるのです。

それはしっかり認識して

オーナー様の対応をしてください。」

以前在職していたハウスメーカーの社長に言われた言葉だ。

当たり前だが、お客様に信頼されるためには

その人のために役立つ人間になることだ。

「貴方の悩みを私は解決できます。」

そんな人間になりたいといつも思って

行動してきた。

そのことを伝えてきたが心に響かなかった。

 正規のキッッチン工事が無事完了後

S君がいないときに

お客様から言われた事が忘れられない。

「Sさん元気ないみたいだけど、うちは気にしてないので彼を会社で処分とか

しないでくださいね」

その優しさに私は涙がでそうになった。